版画コース20周年記念展

版画コース企画「TUAD HANGA 20years YAMAGATA」

「東北芸術工科大学版画コースの20年―卒業生の作品・活動」を記念し、同コース教員、卒業生・大学院生有志24名による 「20周年記念版画集」の出版と展示を行います。また、若月公平教授、中村桂子教授の作品を多数展示します。

会期：2021年2月27日（土）～3月11日（木）

時間：10:30～18:30

会場：恵埜画廊（山形市七日町2-1-38）

定休日:火曜日

TEL：023-623-3140

東北芸術工科大学に版画コースが2001年に開設され20年が経ちました。当初は洋画コースの3年生が版画を専攻する形でスタートし、2009年度より1年生からの版画コースが新設されました。2020年度で163名の卒業生を輩出します。

スタートの年から10年ごとに社会事象の大きな節目々々の中で学生たちは山形での実り多い生活を過ごして成長しました。20年前2001年のニューヨーク同時多発ゲリラでは平和と協調とは、10年後2011年には東日本大震災では制作することと表現することその意味と役割とは、そして2020年の新型コロナの嵐の中では人との距離と繋がりとは何か？を、それぞれの渦中で学生達は自身の問題として捉え版画制作を通し考えて来ました。その回避不可能の煩悶に立ち向かい解答を出してきた学修こそ、彼らを成人として社会に旅立つ力を備えさせるものでした。そして、卒業生達は彼の地でそれぞれの生活を営み、その彼らが今を生きていることそのことが版画を通じて学んだ姿だと誇りに思います。

その20年の軌跡をこの「TUAD HANGA20years YAMAGATA」、「ピュシス・萌芽する版画家たち−Ⅹ」、「東北の蕾 ピュシスより Ⅵ」展で皆様に御覧頂きたくご案内申し上げます。

美術科版画コース教授　若月公平

展覧会について、大学HPでもご確認いただけます。

https://www.tuad.ac.jp/2021/02/91533/