自ら版を作り複数印刷する版画は、
自身の表現を同時に多くの人に伝えることが可能であり、
他の絵画表現にはない特徴です。
それはストーリーのある絵本や画集などオリジナルの本の制作にも展開でき、
壁にかけて鑑賞する絵画としてだけでなく、
人の生活にダイレクトに寄り添う
美術のあり方を提示することにもつながります。
SNSなどのバーチャルな情報拡散とは異なるモノで
人と関わること。
本コースではそのための様々な技法や素材を学び、
思考したものを形にする力を培います。
印刷技術から生まれた版画は、
社会とのコミュニケーションツールでもあるのです。